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2022ブルーベリーin木更津 第22回全国産地シンポジウム [講演会・講習会の参加]

 2022年(令和4年)7月1日(金)2日(土)に千葉県木更津市の

かずさアカデミアパーク内に在るかずさアカデミアホールにおいて

第22回全国産地シンポジウムが開催されました。

 

 2022年ブルーベリーin木更津 「ど根性栽培」で地方創生!木更津から全国へ

 

 主催 一般社団法人日本ブルーベリー協会 

 2022ブルーベリーin木更津大会実行委員会 

 後援 農林水産省 千葉県 木更津市


当日の吾輩は愛車で木更津市に向かいました。高速道路は渋滞がなく

予定どうり午前11時ごろ木更津市に到着しました。

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 12時に江澤貞雄会長の挨拶で始まりました。

来賓挨拶、来賓紹介、祝辞紹介と続き

特別講演として木更津市長の公演となりました。

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 特別講演として 「オーガニックシティと木更津産ブルーベリー」

 講師 渡辺 芳邦 (木更津市市長)

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 平成28年にオーガニックな町づきり条令を制定し、「オーガニック」を持続可能な

未来を創るため、地域、社会、環境等に配慮し、主体的に行動しようとする考え方と

捉え、人と自然が調和する持続可能な町を目指しています。

 江澤貞雄会長が生み出した自然と人々の健康に配慮した栽培方法

「ど根性さいばい」はオーガニックな町づくりの推進に寄与しています。

 木更津市といたしまして引き続き、ブルーベリー産業の発展を目指して

農業者様をはじめ関係機関の皆様と連携し、各施策を推進して参ります。

 木更津市のブルーベリー産業を支えるのは市場出荷を目的に

ハイブッシュを生産しているJA木更津市ブルーベリー部会と観光農園を目的に

ラビットアイのブルーベリーを生産している木更津市観光ブルーベリー園協議会

であります。この2団体がブルーベリーの一大産地を形成しています。

 木更津市では有機農業の推進、農林水産業の6次産業化・ブランド化に対する

支援等を主な施策として掲げています。

 ブルーベリーは木更津市が誇る農作物・観光資源の一つであり、

ブルーベリーをもっと多くの人に知ってもらい、食べてもらい、

地産地消のみならず地産全消を目指して、施策に取り組んでまいります。

 木更津市観光ブルーベリー園協議会、JA木更津市ブルーベリー部会など

生産者様をはじめ、関係機関の皆様と共に「オーガニックなまちづくり」を

推進させていきたいと思います。

 道路利用者の休憩機能、農業振興、観光振興など地域活性化などに貢献する

道の駅「木更津うまくたの里」を2017年(平成29年)10月にオープンし、

市内で生産された農林水産物の販売が行われています。ブルーベリーも

販売されています。

ブルーベリーが使用された6次産業化の商品はジャム・飲料をはじめゼリー

スムージー・アイスクリーム・リキュール・マフィンなど多岐にわたり開発が

進められており今後も増加していくことが期待されます。

 本シンポジウムの開催にあたり、江澤貞雄会長をはじめ実行委員会の皆様、

関係者の皆様に深く敬意を表しますとともに、全国のブルーベリー生産者の皆様が

一堂に会する本シンポジウムにおいて、木更津市の「オーガニックなまちづくり」

についての活動を知っていただく機会を設けていただきましたことを

この場をお借りしてお礼申し上げます。


続きまして基調講演として

 講師 斎藤 紀子(千葉商科大学人間社会学部 准教授)

 演題 「ど根性栽培によるブルーベリー

     観光農園事業がめざす地域活性化」

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 ど根性栽培によるブルーベリー観光農園事業=(イコール)ソーシャルビジネス

ソーシャルビジネスとは少子高齢化や地域衰退、環境問題、格差・貧困といった

社会的課題に取り組むビジネスであり、社会性・事業性・革新性という3つの要件を

もつと定義されています。(経済産業省2008)

 ソーシャルビジネスの目的は事業活動を通して社会的課題を解決し

新しい価値をうみだすことにあり、そのために事業を継続します。

  ど根性栽培によるブルーベリー観光農園事業は久留里線沿線地域が直面する

人口減少、高齢化、地域産業の衰退などの社会課題の解決を目指して、

ビジネスとして事業展開し、小さな子供からお年寄りまでが摘み取りを

楽しめる観光農園産業を作り広げています。ど根性栽培という革新的な

栽培方法がブルーベリー自身の強さと果実の甘さを引き出し、無農薬・

無化学肥料による安全・安心な商品、ピートモスを使わず大地に直接植える

省力・省資源な栽培方法であるために耕作放棄地でも植栽できる参入障壁の低さ、

という社会的価値と経済的価値を生み出しました。

 ど根性栽培によるブルーベリー観光農園事業というソーシャルビジネスは

多くの協働主体を得て社会的認知度を高め、新たな関心層を呼び込んでおり

より多くの観光客誘致、ど根性栽培ブルーベリーの消費拡大に向けた、

地域活性化の途上にあると思います。その今後を展望するうえでは、

「ソーシャル・イノベーション」がもう一つの重要なキーワードになると考えます。

ソーシャル・イノベーションとは「「社会的課題の解決に取り組むビジネス

ソーシャルビジネス」を通して、新しい社会的価値を創出し、経済的・社会的成果

をもたらす革新と定義され、4つのポイントがあるとされます。第1に少子高齢化、

コミュニティの衰退、環境問題、格差・貧困など社会的課題の解決を目指した

ものであること。第2に社会的課題の解決にビジネスの手法を用いていること。

第3に経済的成果と社会的成果の両方が求められること。第4に新しい社会的価値を

生み出し、既存の諸制度を変革していくこと。

 近年イノベーションの概念が進化しているとも指摘されています。DSCN5030.JPG

地域づくり、福祉、健康、金融、ICTなど広い領域で新しい仕組みや制度の

構築/再編成が進められており、社会の有り様を変えていく

ソーシャル・イノベーションが重要な課題となっているといいます。

 ソーシャル・イノベーションは時間をかけて進みます。

 社会的課題の認知、ソーシャルビジネスの開発、市場社会からの指示、普及

という4つの段階があり、各段階が関連し合い行きつ戻りつしながら、

ゆっくりと進んで行くのです。

 ピートモスを使わずブルーベリーを大地に直接植え、人為的な水やりをせず、

有機質肥料を年1回しか与えない新しい栽培法を日本で生み出し、

それを採用する生産者の方々が増加していることは、すなわち日本における

ブルーベリー栽培習慣の変革を意味するという指摘でした。

 ど根性栽培は従来型栽培法とは異なる革新的な栽培技術となっただけでなく、

栽培習慣の変革を引き起こしたということです。さらに

観光客や消費者など、この取り組みについて見聞きした人々の意識変革を

引き起こしている。と考えられます。

 ど根性栽培で育った安全・安心なブルーベリーを食した観光客や消費者、

また栽培方法や生産者の方々の物語にふれ、耕作放棄地の再生や交流人口の

増加、地域経済の活性化といった付加価値を知った潜在的消費者が「ファン」

となり、その社会的ミッションに共感して消費者以外のアプローチでも

かかわることで市場を広げていきます。そして新たにど根性栽培を採用した

生産者の方々の周りでも同様の動きが生まれていくことで、日本社会の

中でじわじわとど根性栽培ブルーベリーの支持・共感が広がると考えられます。

 ど根性栽培ブルーベリーによるブルーベリー観光農園事業という

ソーシャル・ビジネスが引き起こすソーシャル・イノベーションは本学部

そして齊藤ゼミにとって大変興味深いテーマです。

ぜひとも引き続き学生達とともに学ばせていただきながら、

今後も諸活動を進めてまいりたいと思います。


特別講演(木更津市長の渡辺芳邦様)と

基調講演(千葉商科大学人間社会学部准教授の齋藤紀子様)

講演内容は抜粋しています。資料希望の方は日本ブルーベリー協会の

事務局までお問い合わせのうえご購入ください。

 日本ブルーベリー協会  HP  http://japanblueberry.com/


続きましてパネルディスカッション

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コーディネーター瀬沼健太郎(木更津市産業・創業支援センターらずBiz センター長)

 ・パネリスト

   農福連携で、地域貢献と高工賃の実現 

    飯田 喜代子 (ブルーベリー園のらり・くらり 園主)

                             HP https://norarikurari.info/%E4%B8%80%E7%B2%92%E8%88%8E-office

   夢をつなぐ観光農園

    鈴木 秀雄  (フルーツ街道夢農場 園主)

                             HP https://yumenojyo.com/

 ゴルフ場に1000本のブルーベリー安心、安全、おいしいブルーベリーを目指して

    和泉 知巳 ((株)アークスキングスフィールズゴルフクラブ経理部長)

                           HP http://www.kingf-gc.jp/history/

  「ブルーベリーで新規就農・夢のセカンドライフ」

    金濱 史典(オーガニックブルーベリーファーム・KANAHAMA園主)

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  講演内容は省略します。

ブルーベリー観光農園に携わり、夢の実現に取り組む方々でした。

これからの方もいますが、夢半ばですが、意気込みがあります。

パワーをいただきました。益々のご発展を祈願しています。

 講演資料をご希望の方は日本ブルーベリー協会の事務局に

問い合わせのうえご購入ください。

 日本ブルーベリー協会  HP http://japanblueberry.com/


 続きまして次回開催地の紹介

  2024年 岩手県盛岡市

 盛岡市で営む方々がPRしました。


懇親会がありましたが不参加でした。


 当日は「ブルーベリー園ノムさん」農園で一泊しました。

           HP http://nomusan.main.jp/

ブルーベリー園ノムさん農園の傍らにキャンプサイトがあります。

キャンプ場とブルーベリー観光農園を営んでいる観光農園です。

テント、寝袋を持参し、テントを張り寝泊まりしました。

明日の現地見学に備えました。

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大きなケヤキの木の下でテントを張り寝ました。

道路はたではありましたが、夜の交通量は少なく

快適に寝ることができました。

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 2日目は産地見学です

 エザワフルーツランド HP https://www.ezawafl.com/

・のらり・くらり   ・フルーツ街道夢農場  

 ベリーの森 ・孫の手ブルーベリー園  HP https://imra8236.wixsite.com/magonoteblueberry

・ブルーベリー園ノムさん

 ブルーベリーファームかがやき ・ベアーズ農園 ・マリヤファーム

 橋口農園 金濱園オーガニックブルーベリーファームKANAHAMA

 先ずは エザワフルーツランドの見学です。

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次に向かったのはのらりくらり農園です。

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のらりくらり農園で昼食の弁当を食べて、休息です。

おやつとして当農園のブルーベリーマフィンがでました。

美味しかった。ありがとう。ごちそうさまでした。

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 次にフルーツ街道夢農場へ向かいました。

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きれいに管理されて、お客様が喜ぶ様子が思い浮かびました。

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途中バスの車窓から数か所の農園を見学しました。

最後に道の駅「木更津 うまくたの里」に寄ました。

                HP  http://chiba-kisarazu.com/

ブルーベリーコーナーがあります。のらりくらりの「ブルーベリーマフィン」と

エザワフルーツランドの「eye kirarin」を買い家族のお土産としました。

木更津市のブルーベリー産業に携わる皆さんのパワーをいただきました。

ど根性栽培ブルーベリーの魅力を発見しました。

  今大会の開催にあたり、江澤貞雄会長はじめ

2022ブルーベリーin木更津大会実行委員会の皆様に深く感謝いたします。

 ありがとうございました。

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